江戸しぐさ静岡支部イベントツアーのご報告です。約30名の皆様にご参加頂きまして、盛会となりました。(今年4月に採択された国の補助事業の一つとして、当協会を運営する株式会社アートプランナースの企画により実施致しました。)
今年は何と言っても、徳川家康公顕彰400年の記念年。今回の江戸しぐさツアーも静岡市内にある家康公や徳川家ゆかりの地を巡りました。その行程は・・・
★午前中→臨済寺(今川氏の菩提寺で人質時代の家康公が教育を受けた臨済宗のお寺を拝観。)
★ランチ→浮月楼にて
「東海の名園」と言われ、元々は徳川家の代官屋敷です。慶喜公が明治元年から30年間住まわれていたお屋敷跡で、静岡で最も格式が高い由緒あるお庭です。現在は料亭になっていて、メニューは、グルメで健啖家だった慶喜公が好んで召し上がったという、静岡ならではの食材が盛り込まれています。
お食事の後は、静岡県庁の展望室から市内を眺望し、家康公の隠居の地となったここ静岡(駿府)の歴史について資料をもとにたどりました。(展望室より真下に、その駿府城跡をのぞむことが出来ます)
★そして、ツアーの最終目的地、静岡浅間神社(家康公が人質時代に自ら元服を行った場所)を参拝して終了しました。
およそ265年間の平和と共生が築かれた江戸時代の始まりを作った家康公が人生の最後に選んだのは、ここ、静かで穏やかな駿府の地でした。
私にとっても、思い出深い母校である静岡雙葉中学、高校時代を過ごした御所でもあり、今回のツアーはとても感慨深いものがありました。
心を育ててもらった地元静岡への感謝の気持ちと、家康公への尊敬の思いを込めた企画の実施となりました。 山内あやり