講座のご報告です。名古屋栄中日文化センターで開講中の、山内あやりの朗読講座「朗読で江戸に親しむ」大変多くの皆さまにご出席頂き無事完了しました。
その生徒さんのお一人、宮口さんという82歳女性から意外なお話を聞くことが出来ました。
江戸しぐさ「傘かしげ」の説明をしたところ・・・
「昔は『江戸かしげ』って言ってたので、ずっとそうだと思っていたんですけど正しくは、今そう言うんですね…」とおっしゃるのです!!!
驚いて聞き返しました。「え?『江戸かしげ』という言葉が既にあったのですね!?」
”日本人のゆかしさを表すしぐさ”として、子どもの頃、名古屋の御祖母さまから教えられたのだそうです。現在82歳の方の御祖母さまとなると…非常に江戸に近いお生まれの方ですね。
日常の何気ない思いやりは、江戸も現代もこうして言葉は変われども、確実に存在し伝えられてきたのだと確かめられた嬉しい出来事でした。
【写真】講座のあと生徒さん達がお祭りに連れていってくれました。そして、5月に講演でもお世話になった名古屋経営会の方々と。名古屋市内は秋祭りで大賑わいでした。中心地にある公園では食フェスが開催されていて”名古屋めし”を大いに堪能させて頂きました。今回も充実のひと時に感謝いたします。