2月19日は旧暦の1月1日。立春明け最初の暦となる「雨水(うすい)」でした。
空から降るものが雪から雨に変わり、氷は解けて水となる・・・この頃から三寒四温を繰り返して少しずつ春を迎えます。
江戸期には、新しく土をおこし農耕を始める目安としていた暦。そんな自然の営みに寄り添った生き方は、江戸しぐさでも「草主人従」と伝えられています。
草が主で人はそれに従う‥
誰かや何かを変えようとするのではなく、今ある自然を尊び、合わせ、自然の流れに身をゆだねる・・・そんなシンプルな生き方。
今の私はこんな風にありたいと、心静かにこころざしを立てました。
「雨水」。この、春の始まりを表す暦に合わせて、私の10年以上に及ぶ活動を法人化しました。かねてより準備をすすめて参りました『一般社団法人日本江戸しぐさ協会』の設立を、ここに報告させて頂きます。
皆さまには、これからも変わらないおつきあいをよろしくお願いいたします。
~江戸しぐさで日本人の「心の継承」を~
一般社団法人 日本江戸しぐさ協会
代表理事 山内あやり
2015年2月19日 雨水